フラワーコミックスの篠原千絵
さんの「水に棲む花
」1?4巻です。
【 あらすじ 】
修学旅行中のバス転落事故でたった一人生き残った二階堂六花。彼女が助かった理由、それは単なる幸運ではなかった――。体調が回復した彼女を信じられない出来事が次々と襲う!! 水の中から現れたもう一人のリッカとの出会いが六花の新たな運命の扉を開くが!? 篠原千絵待望の新連載、第1巻!! 前田亜季主演で映画化決定。
※あらすじは第一巻のものです。
■篠原千絵「水に棲む花」1?4巻詳細[↓]
■篠原千絵「水に棲む花」第1巻詳細[↓]
【 感想 】
前作の古代スリップもの「天は赤い河のほとり」が長期連載で、少女漫画としては珍しい全28巻におさまったことから、当分、現代の話は描かれないと思っていました。
そのあとに発売された短編のコミック「暁に立つライオン」もやはり古代の歴史に触れる現代の少女の話だった。
長期に携わっていた漫画だけに、当分頭は古代なんだろうと思っていたら、今度は現代漫画だった。
篠原千絵さんといえば、やはり日本のホラーやミステリー、伝奇ものといった印象があるが、今回もそんな話です。
主人公の六花(りっか)は、修学旅行のバス転落事故から、一人だけ奇跡の生還を果たしたが、自分だけが助かった現状に心を痛めていた。
偶然助かったと思っていたが、体調が回復し始めると、奇妙な感覚が六花を襲う。
そして、プールの中から黒髪の少女が現れてから、身体に痣が増えてくる。
その少女も自分と同じ名前だった。
二階堂家には、代々当主にだけ口伝で伝わる言い伝えがあるが……というお話です。
篠原千絵ワールド?は健在でした。
「りっか」という名前がキーワードになっています。
名前にも意味があるのです。
二階堂家の当主と六花は、家に皆より結婚するように言われているが、当主が拒んでいた。
六花は当主が好きだったので、ショックを受ける。
でも、当主には好きだからこそ、六花を抱くわけにはいかない秘密があった。
この作家さん、水が好きだなという印象があります。
前作も水関係だったし(敵が水を使っていた)、今回も水を操ったり。
水=怖いイメージなのかもしれませんね。
既に実写での映画も決定しています。
まあ、これならアニメよりも実写のほうが面白くなるんじゃないかと思いますので、どういう風に仕上がるのか、見ものかなと思ってます。
面白かった度:★★★★☆

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