腐女子のオタク感想文+

アニメや漫画、小説、ボーイズラブなど適当に語っているさくらのブログ

山田ユギ「誰にも愛されない」

| 8 Comments

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 山田ユギ「誰にも愛されない」
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
山田ユギ「誰にも愛されない」腐女子のオタク感想文+

ビーボーイコミックス山田ユギさんの「誰にも愛されないicon」です。

誰にも愛されない (ビーボーイコミックス)【 あらすじ 】
男子20代後半、恋や人生に惑い惑わされ……男の苦悩を食う。
たっぷり1話描き下ろし、2カップル登場の全308ページ!!

古書店経営・日下、他人に興味が無い男。一方、営業が天職の熱血・飯島。
2人は大学時代の知人で、葛藤の相手で、今はやっと恋人同士。
逆の個性がぶつかり合う時、「恋」という火花が散ったのである──。
描き下ろし1話を含め全編ゴッソリ大収録!

■山田ユギ「誰にも愛されない」詳細[↓]
bk1 アマゾン 楽天ブックス 中央書店コミコミスタジオ セブンアンドワイicon

山田ユギ「誰にも愛されない (ビーボーイコミックス)」詳細はこちら


【 感想 】

コミックスなのに、全308ページという、ビーボーイコミックスの中でもマチの厚さナンバーワン(当社比w)を誇る税込780円は、値段も収納もちょっと困りそうなものですが、山田ユギさんだからこそ、買うのに躊躇しなかったものです。

そして、780円払ってもお釣りがくるほど、個人的には素敵な一冊でした♪

山田ユギさんの著作は、以前ご本人もあとがきでおっしゃっていましたが、疑問形や否定形なタイトルが多い。
でも、それがまたいい味をかもし出しています!!

トータルとして、本、本屋、古本屋、翻訳家、作家、出版社と、本関連の職業とそのお話の内容となります。

□出版社営業×古本屋兼チェコ語翻訳家

小さい出版社営業の熱血男・飯島は、会社で今単館放映ながら人気作のチェコ人原作の映画「ボリーフカ」の翻訳本を担当することになった。
チェコ語の翻訳家はあまりいなくて、最初予定していた大田原昭男という男には、締め切りが短すぎると言って断られてしまった。
そこで紹介されたのが、まだ自分の名前では出版されていないがチェコ語ができる古本屋の店主・日下(くさか)だった。
翻訳してもらえるよう、お願いしに店を訪ねた飯島だったが、日下という男とは大学が一緒だったことが判明する。
飯島が好きだった女性は日下のことが好きで、そこで図星をさされた飯島が撲ってしまったということがあった。
そんなわけで、日下本人も飄々として掴み所がない男だったので、飯島の中では印象がよくなかったが、そこは仕事なので翻訳をお願いすることに……というお話です。

日下は感情があんまり読めなくて、他人に興味がない、大好きなのは本、そしてチェコの作家のホランという、よくわからない男だった。
でも、まったく情がないというわけじゃなくて、なんか感情がフリーズしているようなかんじでした。

それが、熱血営業マンの飯島と再会したことで、その凍った感情が徐々に溶け出していくかんじが、すごいよかったです!

飯島は編集として日下と付き合ううちに、彼の内面がただの不器用なだけだと知っていき、そしてまた昔と同じく図星をさされたとき、今度は撲るのではなくて、日下を抱いてしまう。
二人はめでたく?付き合うようになりますが、もともと感情がフリーズしていた日下は、あんまり前向き思考ではなくて、翻訳の仕事が終われば、飯島との付き合いも終わってしまうと思っていた。

でも、だからといって、飯島を引き止める方法も知らなかった……

その日下の必死な誘い文句とか、内面の成長が萌えです!

話とは全く関係ないのですが、日下が翻訳の仕事のときに使うウサギの髪留めが可愛いですw

ダッシュでシャッター閉めに行ったり、仲直りの抱きつき方とか、翻訳読んで泣いてたりとか、一生懸命夜行バスで帰ってきたりとか、小さい萌えがいっぱい詰まっていて、満足でした (≧▽≦)

そして、日下が別の出版社の翻訳の仕事をすることになって、長谷川という男が登場します。
これが、昔日下がチェコにいたときのルームメイトだった。

二人は見事に再会を果たします。

長谷川は、ただの登場ではなく、ちゃっかりメインキャラとして攻めに返り咲き?するあたりが素敵です♪

□出版社編集×サラリーマン

出版社編集の長谷川は、チェコ語翻訳の日下の担当で、仕事が暇だと日下の仕事状況を見つつ、ついでに店番したりしていた。
ある日、一人の美しい男・上野が古本屋で本を注文していった。
その本を受け取りに来たとき、ついでにサイン入りのミステリ小説を一冊買って行くが、その本を売ってしまった人物が、取り戻したいと古本屋に駆け込んで……というお話です。

長谷川は、心の底では日下が好きだったのですが、それを認められなくて、自分の気持ちに蓋をした。
でも、それは上野には簡単に見破られてしまうが……それはゲイの上野が長谷川のことを好きになってしまったからでした。

あたり前ですがノンケな長谷川は、何故かあちこちにフェロモンをブチ巻いていて、いろんな人から「自分に気がある」と思われていた。
そして、それは上野も例外じゃなくて、長谷川は上野と飲みにいって誘われたことで、やっと自分の態度が上野を誤解させていたと気付く。

上野はこの本関連の職業とは関係なさそうですが、実は過去に関係があるのです。

そして、一見クールビューティに見えるのですが、実は芯の熱い男だったw
過去に関係がある、間違って本を売ってしまった人物を足蹴にするあたりが、最初の印象とは全然違って、またいい味を出しています。
2カップルとも攻めはノンケな男で、受けは誘い受けでしたw
そこが共通してますね★

ナイス脇キャラとしては、端々に出てくる同じくチェコ語翻訳家でホランオタクの大田原昭男です!
あんまり出てこないのに、インパクトがありすぎますw

なにげに最初は45歳で登場してるんですが、最後には日下の友達宣言をして46歳になっているのです。
そんな細かい芸が素晴らしかったですw

オカマなのか、普通の男なのかわからない微妙な顔だちとかが好みでしかたありません(笑)。

山田ユギさんは、昔から好きな作家さんの一人です。
崩した絵とかが、とてもいい表情をされていて、非常に好きです!
そして、話の展開も大好きです★
山田ユギさん本領発揮的な一冊かと思います。
さりげない日常の一コマが微笑ましいですw

今回のお話は、非常にストライクゾーンにビビッと来たのですが、なかなか感想を書くのに苦労しました(^^ゞ

面白かった度:★★★★★

誰にも愛されない ドラマCD
ドラマ 星野貴紀 野島健児 飛田展男 千葉進歩 安田美和 斉藤瑞樹 金田アキ 園江治 山崎みちる 青木誠
B00120VFD8

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

関連しているかもしれない記事

  1. 山田ユギ「夢を見るヒマもない」
  2. リブレ出版発行物一覧[2006年7?8月]
  3. 2007年1月のアクセス解析結果☆
  4. 亜樹良のりかず「ツインズvラビリンス」

Trackback URL

管理者の承認後に表示します。無関係な内容や、リンクだけで意見や感想のないものは承認しません。

8 Comments

  1. 誰にも愛されない【山田ユギ】

    誰にも愛されない、と言うよりも怖くて誰も愛せないって話だったような気がする(笑)このコミックに収録されている最初の部分は「最後のドアを閉めろ2」に収録され…

  2. Juraさん、こんばんわ!
    >ここにも大田原昭男萌え仲間が(違!)
    つーか、案外大田原さん好きの人、多いのですかね?
    わたし、自分がマニアックかも…と思っていたんですが、ちょっと安心?しましたよ(笑)。
    >上野はなんだかちょっと違う感じですよね?
    一応受けてはいますが、なんか違いますね?w
    でも、わたしの足りない表現力では書きあらわすことができませんよ(笑)
    >TB…と思ったのですが私の熱い想いは届かなかったようです。
    またもや受信できませんでした、TB… orz
    どうやら、こちらのブログのスパムの保有率?があがると駄目みたいです。
    メンテナンスをして、TBが若干受信できるようになったのはいいのですが、逆にスパムも急増しました orz
    マメに削除しているんですが、ちょっとおいつきません(悩)。
    いつもご迷惑かけてすいません!
    それなのに、送っていただいてありがとうございます(T_T)

  3. おおっ!
    ここにも大田原昭男萌え仲間が(違!)
    いやでも、ほんとちょっとしか出ないのに妙にインパクトの強いキャラですよね大田原さん(笑)
    一見クールビューティに見える上野見た目と中身のギャップが良かったです。長谷川に一目ぼれし日下の古本屋に通ってたなんて以外に乙女な所も(笑)
    日下が誘いうけなのは飯島限定だろうけど、上野はなんだかちょっと違う感じですよね?
    この人メインで話し描いて欲しい?なんて思っちゃいましたvv
    TB…と思ったのですが私の熱い想いは届かなかったようです。
    諦めずに頑張れば、いつかきっと思いは届く事を信じてラブコールし続けますわ?(笑)
    ではまた!

  4. ■明夜さん
    はじめまして★
    最近特にTBが受信できなかったので、受信できて非常に嬉しいです!
    送ってくださり、ありがとうございます。
    あ、そうか。日下はサンタさんなんですよねw
    当たり前のことに気付きませんでした(笑)
    >ユギさんの本は、ツボにくればくるほど感想が書きにくいですよねー;;
    そうなんですよーーー!!!!
    好きなんですけど、感想が難しくて……
    他にもたくさん好きな著作はあるんですが、感想書けず orz
    日々精進したいものですw
    のちほどTB等させて頂きます★
    コメントとTBありがとうございました!
    ■あけみさん
    こんにちは♪
    >テンプレ、変わったんですか?
    >どこに来たのかと…。
    そうなんですよ、つい最近リニューアルしました。
    理由はトラックバックがまったく受信できなくなってしまったので、重たくないテンプレを導入しました。
    おかげで、昔みたいに黒バラ背景とか変なことができないのですが、若干TB受信が出来てきていて、個人的には非常に嬉しいです★
    >そんな相手と恋愛出来てよかったねぇ?ってところでしょうか。
    そうですよねぇ?
    通常の男女間のカップルでもそういう恋愛は難しいですからねぇ(^^ゞ
    (てめぇのことだ!みたいな。笑)
    >特に『泥棒疑惑』のところ。笑ってしまいました。
    そうそう!
    書き忘れましたが、結局大田原さんは日下のおじいさんのところに無断で入って本を借りていっちゃったってことなんですかね?
    そこだけが消化不良でしたw
    しかし、いいものを読ませて頂きました。
    コメントとトラックバックをありがとうございました★
    のちほどTB等させて頂きますね!!

  5. 誰にも愛されない

    誰にも愛されない山田 ユギ リブレ出版 2007-01-10by G-Toolsbk1→誰にも愛されないうん、やっぱりユギさんは面白い!308ページとい…

  6. こんにちは、さくらさん。
    テンプレ、変わったんですか?
    どこに来たのかと…。
    さてさて、ユギさんの新刊、いつものようにポチッたので分厚さ加減も値段も届くまで全然わからず。
    値段に至っては、他人様に指摘されるまで知らなかったといういい加減さで。
    でも、内容については大満足で、分厚さも値段も全く気にならず。
    さすがです。
    日下の凍った感情が溶けていく…まさしくそんなお話でしたね。
    人間と向き合って生きていけるようになっていくというのかな。
    そんな相手と恋愛出来てよかったねぇ?ってところでしょうか。
    脇キャラの大田原。私もツボでした。
    特に『泥棒疑惑』のところ。笑ってしまいました。

  7. 「誰にも愛されない」 山田ユギ

    誰にも愛されない山田 ユギ (2007/01/10)リブレ出版 この商品の詳細を見る
    古書店経営・日下、他人に興味が無い男。一方、営業が天職の熱血…

  8. はじめまして。明夜と申します。
    誰にも愛されないは色んな方がレビューやら感想やらを述べていて、人によって見方や萌えツボが違うんだなと、改めて認識さましたが、ほとんどの方が満足していて、いいものはみんなが認めるんだなぁと納得のしました。
    >ダッシュでシャッター閉めに行ったり、仲直りの抱きつき方とか、翻訳読んで泣いてたりとか、一生懸命夜行バスで帰ってきたりとか、小さい萌えがいっぱい詰まっていて
    ほんとその通りといいますか、わたしも全てに萌えました。笑
    夜行バスは特に萌えだけでなく、好きなシーンでもあります。
    日下はサンタさんですよね。
    クリスマスの日、朝起きたらプレゼントという展開が良いと思いました。ともすれば夜行バスはトナカイでしょうか?笑
    >過去に関係がある、間違って本を売ってしまった人物を足蹴にするあたりが、最初の印象とは全然違って、またいい味を出しています。
    上野さんも個人的にとても好きなタイプなんですよ。笑
    足蹴りは良かったです。しかも妙に似合ってて笑いました。
    ユギさんの本は、ツボにくればくるほど感想が書きにくいですよねー;;
    苦労したのはわかります。
    よろしければ、TBさせていただきますね。
    ではでは。

コメントをどうぞ

Required fields are marked *.

*


*